ホロスコープがあなたの運勢を語る

ホロスコープとは、人が誕生した瞬間の地球をとりまく宇宙の天体図。発祥は紀元前。カルデア人によって、誕生時の惑星の配置から、性向、可能性を読み取るために作られた円形グラフです。

中心に地球があると仮定して、東西に地平線が、そして南北を子午線。円周は太陽の軌道である黄道とみなします。惑星は黄道の周辺を移動していきます。

日々の営みと同様、アストロロジーでも日の出がその人の人生の出発点となります。チャートの起点となるのは第1ハウス別名アセンダント。春分点で午前の6時をさします。太陽はここをスタートして、一年かけて再び戻ってきます。この太陽の軌道である黄道を12等分したのが黄道12サインとよばれるものです。
一年はユリウス暦の365.25日を採用します。それを12等分して各ハウスはおよそ30日ずつに配分されます。

チャートは地平線と子午線の2つの軸で4つに区分された基点が、一日の時間、つまり朝・正午・夕刻・夜中の時間を示します。東の地平線は日の出にあたる朝の6時。子午線の南は正午。西は夕方の6時、そして子午線の北は夜中の12時にあたります。この4つのポイントは大変重要で、4つのハウスにいる惑星はパワフルでその人物の性格・運勢に多大な影響を与えます。

見方は簡単です。誕生した時、東の地平線上に太陽が位置する星座が昇っていると考えます。もしあなたが大阪に5月16日の午前9時に誕生したとしましょう。太陽はどこにきますか。

あなたのサインの牡牛座をアセンダントにして、時間をあわせてみてください。東が6時ですから、9時は第11ハウスの中央あたりにきますね。その位置が牡牛サインとしたら、第1ハウスのアセンダントは蟹サインになります。

アセンダントがきまり、太陽の位置がわかったら、他の9惑星を各ハウスに配置していきます。惑星は速度が異なり、地球より内側の内惑星である月、水星、金星、火星の進み方が早い一方、外惑星といわれる土星・木星・天王星・海王星・冥王星は大変遅く運行します。

特徴もそれぞれ異なります。

内惑星が個人の能力・性格・傾向を示す反面、外惑星は同じ星座に何年もとどまるため世代間の特徴を表します。

惑星を配置したら、惑星間の角度(アスペクトと呼びます)をみます。アスペクトが調和しているならば、その事柄は苦労なくスムーズにいきますし、不調和の場合には、困難や苦労が待ち受けていると考えます。また性格や対人関係においても惑星の配置はかかせませんが、単純に幸運、不運で区分ができないところがアストロロジーの面白さです。

惑星のメッセージを正しく理解するには、沢山のチヤート解析をする必要があります。

ホロスコープの特質とミッションは、その人自身も気づいていない潜在能力、性格、与えられた幸運・試練、さらに不幸、病気、あるいは結婚、昇進、栄誉、成功、願望成就の時期を事前に教えてくれることです。

このことによって、リスク回避ができ、待ち望んだチャンス到来を最大限に生かし、大輪の花を咲かせる。そのための強力なサポーターなのです。