風の時代の幕開け

ー グレートコンジャンクションがもたらすもの。

グレートコンジャンクションという言葉を知っていますか。これは木星と土星が0度、つまりドッキングすることを指します。このなにが大変かというと、非常に珍しくて20年に一度この現象がおき、さらに動きが遅い天体であるため、与える影響もハンパではありません。

木星は希望、繁栄、回復力、豊穣、経済的発展といったあらゆる幸運を指す一方、土星はその正反対、楽観主義に水を挿し、あらゆる喜びごとを制限し、不安、恐怖をもたらす悲観主義者です。この相矛盾した両天体の存在が同じ星座内に位置するのですからなんとも不気味です。

世界的な経済の停滞は経済危機を招き、失業者の増加による消費の喪失、財政の再調整をせざるをえなくなるでしょう。資産価値の下落、格差、デフレは一層進むとみます。しかし木星の楽天性と財政面での政府の支援。さらに土星の慎重さと組織力を活用すれば徐々に回復へと向かうでしょう。過度の悲観主義は禁物です。

少し歴史を振り返ってみましょう。前回ドッキングした1981~2年は、景気後退で世界的不況となりました。それにつれてアメリカの日本車の輸入制限が加速し関係がギクシャクしたものとなりました。また日本では国鉄民営化の法案が可決した年です。

2000年はインターネット関連や株式投資の異常なハイテクバブルがおこりました。

両天体のドッキングは、地から風のエレメンツの水瓶座に移行します。そのため社会機構・ライフスタイルに大きな変化が予想されます。

これまでの慣習・価値観が崩れ、物質的な充足感よりは知の充足感を求め、個人、個性重視志向からさまざまなライフスタイルが生まれます。あなたも常識から解放され、自分らしい生き方を模索するようになるかもしれませんね。

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